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レジン&シリコン複製講座vol.1 片面取り型 

 どうもこんばんは、雷後です。
 
 前回の予告どおり、今回から少しの間、レジンキャストとシリコーンゴムによる複製について掲載していこうと思います。
 
 素人に毛が生えたぐらいの私が「複製講座」なんて、なんだかえらそうで恐縮なんですが、最近のマテリアルは本当によく出来ていて、そんな私でも結構何とかなるもんだ・・・ってコトをお伝えできればと、思います。(そうですね、複製講座というより複製紹介といったところでしょうか。)
 
 なんだか、「複製」と聞くと、プロや玄人のための技法っぽくて、難しそうに感じる方も結構いるのではないかと思います。(私の友人もその一人)
 たしかに、結構お金もかかるし、色々と手間もありますが、技術的にはそんなに難しいものではありません。正直、同じパーツを複数必要とする場合、何個も何個も作るより「複製」してしまったほうが、時間も手間もだいぶ省ける場合がたくさんあります。(金銭的にも、時給換算で考えるとお得な場合が多いですよ。)
 
 そんなわけで、これから複製に挑戦しようか迷っている人の背中を少し押せればいいなぁと考えつつ、記事にしていきたいと思います。

 ちなみに、もっとちゃんとした「複製講座」を御覧になりたい方は、プロの方々がお送りする複製のHow to本を購入することをオススメします。そういった王道とでも言うべき複製方法をちゃんと知っておくことで、自分のアラがわかってきますし、手順に迷った際の正しい指針となってくれるでしょう。(パソコンで検索しながらの作業は結構やりづらいですしね。)
 
 で、最後に一点。これから掲載する記事は、あくまでも私個人の意見によるものですので、これによりトラブルが発生したとしても、当方では一切の責任を負いかねます。御覧の皆様の判断のもと自己責任にて作業を行ってください。
 あくまでも、参考程度に、ってことでお願いしますネ!




 さて、前置きがずいぶんと長くなってしまいましたが、いってみましょう。

 まずは、型のパターンについてです。
 一括りにシリコン型といっても、そのパターンは多種多様に存在します。
 ここでは、わりと一般的と思われる・・・

 「片面取り」「両面取り」「たい焼き取り」
 
 の、3パターンについて紹介していこうと思います。(ちなみに、パターンの名称ですが、正式名称がいまいちわからなかったので、私がかってに付けた名称になっています。)


 今回は、まず一番簡単な 「片面取り」 について、掲載していきます。(タイトル見りゃわかるよ!と突っ込まれそうですが、両面とたい焼きは次回以降になります。)

 「片面取り」とは、片側が平らなパーツの上からシリコーンゴムを流し込み型を製作した後、その平らな面のほうから直接レジンキャストを流し込み、複製を作るという方法です。(文章だとちょっとわかりにくいと思いますので、この後の画像と記事を見て理解していただければと思います。)

 メリット
・とにかく簡単!特にコレといった技術は必要なし。
・他の型取りパターンに比べてシリコン&レジンの無駄が出にくくリーズナブル。
・レジンを注型した際、その場で気泡を除去できる。

 デメリット
・原型の形状がかなり限られる。(片面が平らでなくてはならず、またその面に対して逆テーパーがついている形状もアウト。)

 とりあえず、今回片面取りするパーツはこちら。 

DSC01254.jpg
 
 SDハイゴッグの肩と胸部のバーニアパーツになります。こんな感じの底面が平らな原型を複製する際は「片面取り」がオススメです。

 つづいて、主に必要な材料など(割と手に入れ易そうなものをそろえてみました。)

DSC01255.jpg

左から順に
紙コップ・・・100円均一にて購入
離型剤スプレー・・・Wave製。近隣模型店にて購入
レジンキャスト・・・同上記。キシレンタイプ アイボリー
シリコーンゴム・・・同上記。
シリコーンバリヤー・・・GSIクレオス製。近隣模型店にて購入
下段
割り箸・・・100円均一にて購入
竹串・・・同上記
塗料皿・・・万年社製。近隣模型店にて購入
塗料皿に入っているモノ
ポリプロピレン製板・・・100円均一のクリアーバインダーを切り出したもの

あ、肝心なものをわすれてた・・・

DSC01259.jpg

今話題のタニタ製、製菓用秤。秤はできれば0.1g単位まで測れるデジタル式のものを推奨。

と、こんな感じです。

 


 それでは、製作に移ります。

DSC01257.jpg
 まず、原型より一回り大きい底面が平らな容器に、原型を貼り付けます。(貼り付けは、瞬間接着剤の点付けや、両面テープでOKです。ちなみに容器は、原型サイズにあわせて底面が平らであれば何でもいいでしょう。)


DSC01261.jpg
 早速シリコーンゴムの登場になるわけですが、まずはシリコーンゴム容器内をよく攪拌しましょう。大抵、軽い上澄みと重い部分の層がてしまっています。十分に攪拌したら必要そうな量を紙コップに取り、ちゃんと測って適量の硬化剤を入れましょう。


DSC01262.jpg
 混ぜるときは、あんまり気泡が入らないようにするに越したことはありませんが、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

DSC01264.jpg
 これは、悪い例。たくさんの気泡が入ってしまっています。が、この後気泡を抜くので大丈夫。たぶん・・


DSC01265.jpg
 硬化剤を入れて十分に攪拌したら、原型に少し流し込みます。少し高い位置からチュルチュルといった感じで垂れ流すと、気泡が抜けて具合がいいです。


DSC01267_20120427012218.jpg
 少し流し込んだところで、本格的に気泡を抜いていきます。私の場合、エアブラシを空吹きし、空気を当てて抜いていきますが、エアブラシをお持ちでない方は、筆を利用して原型をなぞるようにしてもよいでしょう。(大抵その筆はだめになりますけど)
 シリコンを流し込むにあたり、この時点での気泡抜きが一番重要なプロセスになります。なるべく徹底的に気泡を抜くと同時にパーツの隅々までシリコンがいきわたるように心がけましょう。


DSC01269.jpg
 つづいて、パーツが完全に隠れるまで残りのシリコンを流し込みます。この作業ももちろん少し高い位置から気泡が抜けやすいように流し込むのがベターです。また、流した後エアブラシをお持ちの場合は、表面に空気をあてて、軽く気泡を抜いておくとよいでしょう。


 固まるのを待つ事一昼夜・・・
DSC01278.jpg
 固まったので、容器からはずすとこんな感じです。原型下部に少々シリコンが入り込んでしまいましたが、このぐらいなら問題ないでしょう。


DSC01279.jpg
 はみ出たシリコンを切り離し、(はみ出したシリコンを切る際は、よく切れる刃物を使い、原型や他のシリコン部分を傷つけないように気をつけて切り離しましょう。)原型を取り外すと・・・「片面取り」シリコン型の完成です。





 続きまして、完成したシリコン型にレジンキャストを流し込み、複製パーツを製作していきましょう。

 今回の記事を御覧になっている方なら、大体ご存知だと思いますが、レジンキャストは2液を同量混ぜることで固まる注型用造型素材なわけですが、ここで、注意しておきたいポイントを上げておきたいと思います。

 それは・・・
レジンキャストの2液は「同じ重量を混ぜ合わせること」ということです。
 ほとんどの方が、「そんなことは説明にかいてあるとおりであたりまえのことだ」と思っていると思います。が、ここにちょっとした落とし穴があるのです。

 色々なメーカーから数多くのレジンキャストが販売されていますが、どの製品も大体、重量比率で3~5%のずれがあると、硬化不良を起こす場合がほとんどです。この%というヤツが曲者で・・・
 
 例えば、2液を100gずつ混ぜるとすると、最大で5gまでずれても大丈夫。ということになります。デジタルの秤を使っていれば、まず5gもずれることは無いでしょう。
 しかしこれが10gずつ2液を混ぜ合わせるとしたらどうでしょう。最大で0.5g以上ずれるともうアウト!ということになります。0.1gまで量れる秤なら大丈夫と思うかもしれませんが、ここが落とし穴というヤツで、大抵の場合、2液をそれぞれ別の容器に同じ重量を量り取り、その後混ぜるという手順を踏みます。この際どうしても容器の内側にわずかに液が残ってしまうのです。量にすると数滴ほどですが、これだけで0.2~0.5gぐらいずれてしまう場合があるのです。

 こういったことによる硬化不良は、「流し込むシリコン型が小さい」ほど起こりやすくなります。なぜなら、レジンキャストがもったいないからです。レジンキャストは結構いい値段がするので、なるべく無駄を出したくないと思うのが人情というものです。しかし硬化不良を起こすと目も当てられないので、(硬化不良を起こしたレジンをはがすのは結構大変)今回紹介したような小さい型に流し込む場合は、少しもったいないですが、多めに取るか、他の型に流し込んだ際の余りを利用するなどしましょう。(ちなみに今回の私は、後で紹介する予定の「たい焼き取り」の余りを利用しました。)

 
 これまた前置きが長くなりましたが、ここからが流し込みです。まずは、離型剤スプレーを軽くシリコン型に吹き付けましょう。(2、3回しか抜かないなら吹かなくてもそんなに問題ありませんが、吹いておくことに越したことは無いので)続いて、シリコン型のまわりにレジンがこぼれてもかまわない状態にしておきます。(平たいポリプロピレンのトレーとか、大きいタッパのふたなんかを敷くのがオススメです。)
で、・・・
DSC01402.jpg
 って、いきなり流し終わってるじゃない。・・・すいません。上記の通り「たい焼き」の余りを流したために、写真を取っている時間が無く(レジンキャストは硬化が超早い!)いきなりこんな画像になっています。
 ここまでの手順を説明すると・・・
①レジンキャストを少し多めに流し込む。
②竹串などで、中に見える気泡を追い出す。
③ポリプロピレンの板を気泡が入らないように押し付ける。
 と、こうなります。

 さて、流し込んだ先のパーツが小さいと、レジンの硬化に少し時間が掛かります。あせらずしっかりと固まるのを待ちましょう。
DSC01409.jpg
 しっかり固まったところで、底面を押さえているポリプロピレンの板をそっとはがし、レジンパーツを型から抜きます。これにて大体完成です!
 
 少しバリや気泡もありますが結構きれいにできたと思います。この後何回か同じように複製を繰り返して、出来のいいパーツを使用していくことにします。



 そんなわけでずいぶんと長くなってしまいましたが、今回はここでおひらきとなります。次回は 複製講座vol.2「両面取り」型 をお送りする予定です。
 
 今回の記事が誰かの役に立つことを祈りつつ・・・

                           ではでは。
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« レジン&シリコン複製講座vol.2  両面取り型  |  ハイゴッグSD化計画vol.9 »

コメント

こんにちは。はじめまして。
n兄さんのブログの紹介記事で知り、それ以来ちょくちょくお邪魔しています。
SDハイゴックですが、ハイセンス、ハイディテールな作品作製過程にしびれまくりです。 私はほとんど作製がSDばかりなのですが、リアル系中心の凄腕モデラーさんがSDを作製されると、スゴイレベルの作品になるので、今後&完成が本当に楽しみです。
今回の複製講座、非常に分かりやすく、いつも複製には二の足を踏んでいるのですが、やってみようかという気になってきました。
次の両面複製編も楽しみにしています!


ti0719 #- | URL | 2012/04/29 09:24 * edit *

Re: ti0719さん。コメントありがとうございます。

 はじめまして。
 n兄さんのブログからおこしになる方は、皆様目が肥えているので、プレッシャーがハンパないです。
 いや、あの・・・URL跳んでビックリしました。前回のオラザク金賞の製作者様とは!!そんな、SD界のエースパイロットな方に、このようなコメントをいただけるとは・・・・大変恐縮です。
 今後も、気合を入れて進めていこうと思います。ご満足いただける内容になるかははなはだ疑問ですが、よければ見てやってください。

雷後 #- | URL | 2012/04/29 20:45 * edit *

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まとめteみた.【レジン&シリコン複製講座vol.1 片面取り型】

どうもこんばんは、雷後です。前回の予告どおり、今回から少しの間、レジンキャストとシリコーンゴムにます。素人に毛が生えたぐらいの私が「複製講座」なんて、なんだかえらそうで...

まとめwoネタ速suru | 2012/04/27 01:50

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